LEFT関数・RIGHT関数・MID関数|文字列から指定した文字を抜き取ります
LEFT関数 | |
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種類 | 文字列操作関数 |
できること | 文字列の先頭から指定された数の文字を返します |
書式 | LEFT(セル, 文字数) |
セル (必須) |
取り出す文字を含む文字列を指定します。 |
文字数 (省略可) |
取り出す文字数 (文字列の先頭からの文字数) を指定します。 文字数を省略すると、1 を指定したと見なされます。 |
RIGHT関数 | |
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種類 | 文字列操作関数 |
できること | 文字列の末尾 (右端) から指定された文字数の文字を返します |
書式 | RIGHT(セル, 文字数) |
セル (必須) |
取り出す文字を含む文字列を指定します。 |
文字数 (省略可) |
取り出す文字数 (文字列の末尾からの文字数) を指定します。 文字数を省略すると、1 を指定したと見なされます。 |
MID関数 | |
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種類 | 文字列操作関数 |
できること | 文字列の任意の位置から指定された文字数の文字を返します |
書式 | MID(セル, 開始位置, 文字数) |
セル (必須) |
取り出す文字を含む文字列を指定します。 |
開始位置 (必須) |
文字列から取り出す先頭文字の位置 (文字番号) を数値で指定します。 文字列の先頭文字の位置が 1 になります。 |
文字数 (必須) |
取り出す文字数を指定します。 |
LEFT関数・RIGHT関数・MID関数の使い方
エクセルで日付を扱う際に、シリアル値を使って入力するのが基本ですが、シリアル値を使わない書式で入力された日付から年・月・日を各々抜き出したいという場面にしばしば遭遇します。文字列から任意の文字を抽出する際には、このLEFT関数・RIGHT関数・MID関数を使うことになります。
【参考記事:シリアル値を使った日付に関する記事】
YEAR関数・MONTH関数・DAY関数 | 日付データから「年」「月」「日」を取り出す
日付や時刻を表す時に使う「シリアル値」について、まとめてみました。
式 | =LEFT(D4, 4) |
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説明 | この式では、セルD4にある文字列の先頭から4文字を抜き出します。
セル範囲に指定されたセルD4には 1990.02.13 という文字列が入力されており、その先頭から4文字は 1990 ですので、式の結果として、1990 が返されます。 |
式 | =MID(D4, 6, 2) |
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説明 | この式では、セルD4にある文字列の6文字目から2文字を抜き出します。
セル範囲に指定されたセルD4には 1990.02.13 という文字列が入力されており、その6文字目から2文字は 02 ですので、式の結果として、02 が返されます。 |
式 | =RIGHT(D4, 2) |
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説明 | この式では、セルD4にある文字列の末尾 (右端) から2文字を抜き出します。
セル範囲に指定されたセルD4には 1990.02.13 という文字列が入力されており、その末尾 (右端) から2文字は 13 ですので、式の結果として、13 が返されます。 |
●逆に文字列を結合したい場合は…
LEFT関数・RIGHT関数・MID関数では、文字列を分解しましたが、逆に文字列を結合したい場合は、CONCATENATE関数を使います。
【関連記事】 CONCATENATE関数|複数の文字列・数値・論理値を結合して 1 つの文字列にまとめます
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