「フィルタオプション」でデータを徹底的に分析する
エクセルの「オートフィルタ」を使い慣れている方であれば、その制限についてもよくご存知かと思います。より深くデータを分析したいと思えば、オートフィルタではちょっと物足りなくなってきます。
制限があると言えども、条件に合うデータだけを表示させるにはオートフィルタは便利な方法です。しかし、オートフィルタの通常機能では思った様にデータを抽出出来ないことがしばしばありますが、より幅広い機能をもつ「フィルタオプション」を使って、より柔軟にデータを抽出することが出来ます。
フィルタオプションを使う前準備
「フィルタオプション」を使うには、抽出対象となる「データ」を用意し、その「データ」の上の方に「データの見出し」をコピーします。この際に、「データ」の上には最低3行は間を空けておくようにします。「データの見出し」は完全に一致しておく必要があるので、後で「データの見出し」を変更しても良い様に、「 =A7 」のように参照式で書いておくと良いです。「データ」の上に書いた「データの見出し」はデータの抽出条件を書く際に使うもので、全ての「データの見出し」を書いても良いですし、抽出に使う必要な「データの見出し」だけを書いても構いません。
フィルタオプションの適用
次は、「データ」の上に書いた「データの見出し」のすぐ下に、抽出条件を記述します。そして、ツールバーから「データ」>「フィルタ」>「フィルタオプションの設定」をクリックします。そして、「リスト範囲」に「データ」を、「検索条件範囲」にコピーした「データ見出し」と抽出条件を記述したセル範囲を指定します。そして、「OK」をクリックします。すると、検索条件に合致するデータだけが表示されます。
OR条件とAND条件の書き方
フィルタオプションを使う上で少し混乱してしまうのが、2つ以上の抽出条件を組み合わせる際にどのように記述するのか。「データ見出し」の下に並べて記述すると「OR条件」となり、「データ見出し」を横に並べて記述すると「AND条件」での抽出となります。
縦に抽出条件を書くと、「OR条件」になります。
横に抽出条件を書くと、「AND条件」になります。
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